自由帳

今から私を探す旅にでます

昭和の思い出〜不思議な再会〜

仕事場で本社から届く書類(雑多な伝票の山ですw)の中に、たまに虫がスクラップされています。 周りの人は嫌がって捨ててしまうけど、気になる時は机の端に置いて時間を見つけては暫し観賞して、ネット検索します。 偶然近くを通った営業さんに「これ何の虫?」と聞いたら「これはバッタだ、間違いない」

黄色と黄緑のとっても綺麗な虫。 納得出来ないまま家に持って帰って来ました。

どうやらクワキヨコバイと言う虫らしいです。(本当は写真も載せたいのですが、嫌いな人もいるのでやめておきます。興味のある方は検索してみて下さい。)

草木の汁を飲んで生活していて、人など敵から逃げる時に横移動するらしく、もうその姿を見たくてたまらない状態になりました。

説明文を読んでいると…

子どもの頃、よく近くの原っぱで遊んでいて、そこにはたくさんの昆虫がいました。その中にいました、バッタのようにぴょんって飛ぶ虫!あの虫だ! あの頃見かけたのは確か緑色だったけど。

不思議な再会。 思いがけない形で子ども時代を思い出すことになりました。

日常の何気ないことにも気づきや繋がりがありますね。

気になったことはメモや写真に残す、今時は日常的にされてる方のほうが多いですね、きっと。

◇◆◇◆◇◆◇

子どもの頃の遊びや友だちの言葉、楽しかったこと、嬉しかったこと、今でも思い出します。

近所で遊ぶ子たちの中で一番年下で体も小さかった私は、鬼ごっこが始まるといつも「〇〇ちゃんは、おまめね!」と言われみんなより優遇され、鬼にならなくて良かったりしました。でもだんだん同じじゃないことに不満を抱いて 「わたしもできるよ!」って強がったりして。

昔は男の子も女の子も歳も関係なく混じって遊び、みんなを纏める年長の子が小さい子たちの面倒を良くみてくれました。

仲間を集めて遊びを決めて、大人に怒られるようなことがないよう、みんなに目を配り、いけないこと、危ないことは注意してくれる。 かっこいいな、みんなの憧れでした。

メンコも泥団子作りも下手な私だったけど、いつも優しく教えてくれた。 泥団子はいつも、まん丸ピカピカで誰も真似できない。

ツツジの蜜を吸ったり、アカカタバミ(クローバーに似た紫の葉で黄色い花を咲かせます)も噛むと酸っぱくて美味しかったな。

毎日小さな行動範囲でも楽しいことをたくさん見つけられました。 今日は何する?って目をキラキラさせて。

◇◆◇◆◇◆◇

だんだんと原っぱに車が並び、草木が刈られて木登りした近所の木も切られ、友だちは次々と引っ越していき…。 町の風景は一変しました。

今もその町の一角に実家があります。

通った小学校も閉校になり、子どもの姿も見かけなくなりました。

みんなは何処かで元気にしているかな。

あの頃こと思い出しているかな。

「ダルマさん転んだ」の声も、ロウセキで描いたケンパの跡も、今はもうないけれど…。

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