いつまで親の監視を受けて生きるのか。過干渉で育った人たちは迷い悩んでいます。 比較的いい子で育った子たち。親の期待に応えるために頑張ってきました。
親を憎むこともあるけど、距離をはかりながらも断ち切ることはできません。その間も親は緩急つけながら子どもを離しません。 「この子のため」その思いは強く、一歩も引きません。 親にとってはこれが愛情なのです。
過干渉で育った子は知らないこと出来ないことが多いのです。 その子のためを思ってなんでもしてあげたことで、子どもの学ぶ機会を奪っているからです。
子どもは親が干渉しなければ失敗してもそれを教訓にして成功するまで頑張ります。その力はすべての子どもに備わっています。
転ばぬ先の杖を差し出し、安心安全な場所で与え続ける。 そうして子どもは子どものまま大人になり生き辛さを感じていきます。
◇◆◇◆◇◆◇
表面上物分かりのいい仮面をつけたまま 枠から飛び出した子どもは世間に飛び込み人との関係を密にしていきます。 「ひとりじゃ生きられない」 誰かに依存して苦しい恋愛を繰り返すこともあります。 愛を求めながら愛を拒んでいるから。 でも何かのきっかけで親子間の問題に気づくのです。
「生き辛かったのはこのせいか」
◇◆◇◆◇◆◇
愛や信頼、本当に欲しいものを手に入れて安らぎのある関係を持ちたいのであればひとりで内観することです。 誰かとふたりでいるための孤独な時間が必要なのです。
親との関係、今までの生活、恋愛、すべてを引っ張りだす苦しい作業です。 たくさんの涙を流すでしょう。 場合によっては怒りも湧いてくるでしょう。
何度も繰り返す感情を丁寧に洗い出して本当の自分を見つけていきます。 執着や依存する気持ちを手放し、自分を許して、愛して、誰にもコントロールされない自分になるのです。
その先に親の思いも、親への思いも見えてくるはずです。
あんなに求めていた愛は、すぐそばにあると。
◇◆◇◆◇◆◇
歪んだ愛情から抜け出して、本当の自分を取り戻す。
本当の愛はいつもそこにあります。 親子間だけでなく身の回りの全てに。