自由帳

今から私を探す旅にでます

高齢化時代〜介護から自立へ〜

人生100年時代になりつつあります。 祖父も100歳まで生きて、父母は90間際になりますが病気や痛みなどを抱えながらも何とか二人で生活しています。

母が認知症になり父は癌を患い、一時期は大忙しでした。 家のことと実家のことと。有給もほとんど使い果たして過ぎた一年でした。 その最中に夫に対する不信感なども現れて激動と言っても過言じゃないです。 (夫婦関係についてはまた後ほど。)

高齢になれば出来ないことが増えます。人それぞれだとは思いますが、新しいことに対応できず理解することが難しかったり、体力も落ちて出来ることが減っていきます。 そこを補うのは人であり、場合によっては介護の方にお願いするのですが家族がいる場合はほぼ家族の負担となります。協力的な子どもが何人かいるのであれば相談しながら分担できますが、少子化の時代、一人で支えることも少なくないでしょう。 一人で親二人分。この負担の大きさは想像以上です。まして自分にも家庭が有れば家族の協力なしにはとてもこなせないでしょう。

そんな時、介護保険で介護をお願いしよう、となります。 ヘルパーさんは1日1時間程度家事をしてくれます。食事作りや掃除、買い物など。デイサービスは朝お迎えに来て夕方家まで送ってくれます。 ショートステイは年間180日まで対応可能です。特養に入れば基本そこで生活することになります。 (自治体や介護認定度によって異なります)

うちの場合、介護認定がおりているのは母のみで、ヘルパーさんは1日1時間食事は基本認定者の分だけ、そもそも家に入られるのが嫌、デイサービス朝起きて行かせるまでが大変(本人が嫌がると特に)、ショートステイは荷物の準備ができない、特養はお金がかかり、体は元気な母なので先が何年あるかわからない。

この結果、現在は家のことは父がする、デイサービスはやめてしまい、ショートステイは私が前日までに荷物作りに行っていましだがコロナ騒動で受け入れ停止、特養は一度父が拒み、再申請中ですがこちらもコロナで進まず。 そこに父自身の通院、母の通院は母の体力が下がっているため父と分担してどちらかが行きます。

通院をヘルパーさんにお願いするには「きちんとその人の日常をわかっていないと無理」とのことで、これはだいぶ壁が高いと思いました。 後は訪問診療があるとのことで、検討中ですがこちらもコロナのせいか、一向に話しが進みません。

いろいろなことが重なって介護認定を受けましたが、なかなか思ったようには行かなくて父とも喧嘩になり「もう放っておいてくれ!」と言われたこともあります。その時は私も養子にしたのはなぜか?と応戦してしまいました。 で、今は出来るだけ離れています。 でも病院の先生やケアマネさんは私に連絡をしてきますし、結局はかかわらずにいられません。 父は申し訳なかったと謝っていますが、行き詰まりを感じていたし、そこからお互いの向き合い方も変わったのでこれでよかったのだと思います。

私は娘の義務と思い背負い込んでしまい、父は干渉されて好きなように暮らせないと感じていたのでしょう。 ここでも距離感が大事なんだと痛感しました。

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高齢者が生活していくのは大変です。健康で長生き出来るなら問題ありませんが、なかなか難しいですよね。 これからの時代どうなっていくんだろう。親の世代はまだ年金も戴けていますが、私たちの頃はどうなっているでしょう。

今後は社会制度そのものの見直しはもちろん、高齢者がいかに自立して生活できるようにするかが大きな課題となってくるでしょう。 そのためには子育てが終わった後、自身の人生について深く考えて行くことが必要だと思います。 中高年からの自己改革、自己実現。 社会にかかわりながら生きること。 またそのためのシステム構築も不可欠でしょう。

まだ漠然としていますが、何か出来ることがないか模索中です。同じような考えを持っている方はきっとたくさんいらっしゃるでしょう。 いつかそんな方々と出会うことが出来たら、今はそれが目標です。

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