自由帳

今から私を探す旅にでます

子育ては手放しと信頼〜固定観念を手放す〜

今まで出来るだけ正しく生きてきたと思うけど、さて、正しくって何に対して?という疑問が湧いてきます。

 

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人は成長の過程でたくさんの人間関係から学ぶことで個人の枠が出来ます。

とてつもなく広い人もいれば、窮屈な枠にはまってしまっている人もいるでしょう。本人がそれを気にいっているなら何も問題はないのだけど、多くの悩みはその枠の狭さにあるような気がします。

  

中でも親から受ける「こうあるべき」という力は子どもに強い影響を与えます。

圧を加えれば加えるほどその子どもの枠は狭くなり、その中で必死に生きようとしてしまう。

親から離れることが出来れば枠に囚われた自分に気づき辛さも最小限になるのですが、手を離してくれない親はたくさんいるのではないでしょうか。

子どもの人生を自分が生きてしまう人。困っていたら助けるようなそぶりで子どもを自分の意のままに進ませる。

そういう人は自分は正しい固定観念の中で生きている自信があります。子どものこともどうにかその中に収めようとするのは正義感でしかなく、そこがとても厄介なところなのです。

 

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人は長く生きれば生きるほど、その観念から外れることを受け入れがたくなります。正しいと信じてその人生を歩み、ある程度の手応えや成功も手にしているから尚更なのでしょう。

子どもには辛い思いをさせたくない、このように生きれば間違いない。子ども自身を見ることも、時代を読むこともせずに決めつけてしまうのです。

子どもはいろいろなところから情報を集めて自分の世界を形成していきます。

こんなことも出来る、あんなことも出来る、夢が大きくなっていったときに自分の枠では翼を広げることが出来ない、と気づくのです。そして枠が狭過ぎることをどうにかして伝えようします。それは親に対する反抗だったり、不登校だったり、ひきこもりだったり。

ここで親子の葛藤が起きます。早くから適切に手放し出来ていれば長引かず、子どもも無事に自分の力で枠を広げることができますが変化を望まない親は困惑します。

成長し、枠から出ようとする子どもを時には叱り、時にはなだめ、時には甘やかして必死に枠に戻そうとします。

 

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この問題を解決するには親自身が自分の間違いに気づくことしかないのですがそこがどうにも難しいのです。

この葛藤の最中に子どもの自由を奪ってしまう人がとても多いです。ネットの世界などは、きちんと選ばなければ危ない情報や間違った知識をつけることもあるでしょう。ですが、外からの情報は辛い心を支えてくれることもあります。友達はもちろん、見ず知らずの人がその子の心を理解して勇気づけてくれることもあります。正しいことも間違ったことも選ぶのは子どもです。危ない目に合うかもしれないけど、その危険性ばかりを気にして、子どもに選んだり学んだりする機会を与えないのは責任を取れない親のすることでしかありません。

子どもを信じる、それだけで大丈夫なのです。子どもも親が信じてくれているとわかれば心を開き前向きになり、自分を信じることが出来るのです。

 

子どもが失敗するのが嫌ですか?

それは本当に子どものためを思ってのことですか?自分の都合だけではないですか?責任を取れないだけじゃないですか?

はじめから大きな心を持てる人ばかりではないでしょう。何が間違いなのか、どうしたらいいのか悩み続けることもあるでしょう。その時は自分に軸を戻しましょう。まずは子どもをコントロールしょうとしている自分に気づいて下さい。親も子も自分の人生は自分で歩むのです。

 

人は失敗もしながら自分に合った枠を作っていきます。これは大人になっても続くのだと思います。

不要な固定観念を手放して自分を信じることが心を柔軟に人生を楽しくする方法なのではないでしょうか。

 

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親のみなさん、今までお疲れ様でした。子どもたちはもう大丈夫です。

自由になっていきましょう。そろそろ自分の幸せに目を向けてみませんか?